2024.06.03 10:13木曽源太郎が見た彦斎と晋作(1) いまから四十年近く前のこと。ある出版社の編集長に持ち込んだ企画が通ったので、私は連日のように東京都内の幕末維新に関する史跡や墓を訪ね歩いた(その成果は紆余曲折を経、『幕末歴史散歩 東京篇』の題で平成十五年、中公新書の一冊として出版した)。 先日、当時撮影した大量の写真が出...