春風文庫
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2021.09
書評・片山杜秀『尊皇攘夷』
書評・片山杜秀『尊皇攘夷』(新潮社・2200円) 3年前、政府が推奨した「明治150年」のキャンペーンは立憲政治の誕生や産業・教育の発展などを並べ、「明治の精神」「近代化」を称賛した。だが、近代天皇制や対外戦争、さらに、それらの源流とも言うべき「尊皇攘夷」については、一切触れてい...
「青天を衝け」人物事典
「青天を衝け」人物事典1 栄一を育てた血洗島の人々 「青天を衝け」に描かれる青春期の渋沢栄一(1840~1931)は、その還暦を祝い出版された自伝『雨夜潭(あまよがたり)』が下敷きになっている。栄一少年が藍玉農家を競わせて品質を向上させたり、代官から理不尽な御用金を強要されて涙し...